「書くことが好き」を副業にできたら──。
そう思って調べてみたものの、「note」「Kindle出版」「Webライター」「小説家になろう」など、選択肢が多くて迷っていませんか?
私自身、noteで小説投稿をスタートし、「書く副業」の可能性を探るなかで、WebライターやKindle出版についても学びを深めています。
実際に複数のプラットフォームを比較して気づいたのは、それぞれの収益モデルに合った使い方を理解しないと、継続的な収入にはつながらないという現実です。

私はnoteで「#眠れない夜に」などの公式タグ企画に参加し、小説を投稿しています。noteには「読まれやすくする導線」が存在し、それを活用できるかどうかが、収益の鍵になります。
▶ 私のnoteシリーズはこちら
この記事では、小説投稿系だけでなく、Webライターのような実務型の副業も含めて、それぞれの収益構造や向き不向きを客観的に比較していきます。
小説投稿は副業として稼げる?note・Kindle・なろうの現実
小説を書いて副業収入を得ることは、決して不可能ではありません。
しかし、稼げるかどうかは「収益化の仕組み」と「戦略的な継続」にかかっています。
たとえばnoteは、有料記事として投稿すればすぐに販売できますが、そもそも誰にも読まれなければ1円にもなりません。
Kindle出版でも、電子書籍として公開できても、ジャンル選定や販売ページの構成が不十分だと埋もれてしまい、売上が立たないことがほとんどです。
また、小説家になろうでは、『転スラ』や『Re:ゼロ』のような成功例がありますが、大多数の作品は収益化に至りません。
なろうは、書籍化・アニメ化など“スカウト待ち型”の構造であり、収益化までのハードルが高いのが現実です。
実際、noteやKDPで得られる収益は、最初は月数百円〜数千円、伸びても数万円台が現実的なラインです。
小説家になろうに関しては、書籍化されて初めて10万円以上の収益が発生することもありますが、かなりの狭き門です。
書く副業4つの収益性と向き不向き
「書くこと」で収益を得る副業にはさまざまな形がありますが、それぞれ収益化の仕組みや継続のしやすさ、向いている人が大きく異なります。
ここでは、note、Kindle出版、小説家になろう、Webライターの4つを比較しながら、それぞれの特性を整理していきます。
note|SNSと相性の良い「課金型副業」
noteは、読者から直接お金をもらう「クリエイターエコノミー型」の副業です。
・有料記事(例:小説の続きは有料)
・サポート機能(読者からの投げ銭)
・定期購読マガジン(月額で継続課金)
これらの機能を活用することで、創作がそのまま収益につながる設計になっています。
私自身もnoteで小説を投稿しており、公式のタグ企画に参加することで読まれやすくなる仕組みを実感しています。
Kindle出版(KDP)|長期型のストック収益
KDP(Kindle Direct Publishing)は、Amazon上で自作の電子書籍を出版・販売できる仕組みです。
印税は35〜70%と高く、売れ続ければ毎月自動的に収益が発生します。
表紙・本文・販売ページまで自作(自由度◎)
SEO・レビュー対策が重要
実用書・ビジネス書・小説すべてOK
デメリットは、出版準備の手間と、売れるまで時間がかかる点です。
📘 代表作例:はあちゅう『「自分」を仕事にする』
🔗 KDP公式
小説家になろう|異世界×書籍化の夢がある
「なろう系」という言葉の由来でもある、小説投稿サイトの最大手。
書籍化・アニメ化の成功例も多く、異世界ファンタジー好きには夢のある場です。
・プラットフォーム内での収益化機能はなし
・書籍化・映像化されるのはごく一部
・人気ジャンルに偏りあり(異世界転生・ハーレムものなど)
再現性は低いため、収益目的で取り組むには向いていないが、創作活動としては魅力的です。
📘 代表作例:『転生したらスライムだった件』『Re:ゼロから始める異世界生活』
Webライター|即金性と安定性を両立
「書くことで収入を得たい」なら、最も再現性が高いのがWebライターです。
・クラウドソーシング(例:クラウドワークス、ランサーズ)で案件を受注
・SEO・記事構成・ライティング技術が評価される
・継続クライアントができると収入が安定
即金性が高く、収入の見通しが立てやすいため、実用的な副業として非常に優秀です。
🔗 クラウドワークス
目的別|あなたに合う「書く副業」の選び方
どの副業を選ぶかは、「何を優先したいか」によって答えが変わります。
ここでは、あなたの目的やライフスタイルに合わせて、最適な書く副業を見つけるためのヒントを整理しました。
あなたが重視すること | おすすめ副業 |
---|---|
すぐに収益がほしい | Webライター / note |
創作を楽しみたい | note / なろう |
ストック収益を育てたい | Kindle出版 / note |
実務的な文章力を身につけたい | Webライター |
書籍化・アニメ化を目指したい | 小説家になろう |
自分の価値観と目的に合った媒体を選ぶことで、ストレスなく継続できる副業になります。
まとめ|「書くこと」は副業になる。媒体選びがカギ


「書くこと」で副業収入を得る時代は、すでに始まっています。
note、Kindle出版、小説家になろう、Webライター──それぞれに異なる収益構造と強みがあり、目的や性格によって選ぶべき媒体は変わります。
- note → SNS発信に抵抗がなく、創作や日記が得意な人に
- Kindle出版 → ストック収益を積み上げたい人に
- なろう → 異世界ファンタジーで物語を書きたい人に
- Webライター → 即金性・安定性を求める実務派に
最初から完璧に選ばなくて大丈夫です。まずは一歩試してみることが、次の気づきに繋がります。
👉 たとえば、noteで無料記事から投稿を始めてみる
👉 クラウドワークスに1件だけ応募してみる
👉 AmazonのKDPに登録だけして、構想メモをまとめてみる
そうした「小さな行動」が、副業の可能性を現実に変えていきます。