お金が増える人は、特別な才能ではなく“習慣”を持っている。
「頑張って働いているのに、なぜかお金が増えない」
「節約してるつもりでも、気づけば残高ゼロ…」
そんな悩みを抱えている方に知ってほしいのが、収入ではなく“習慣”が資産をつくるという事実。
私自身が衝撃を受けたのは、ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルなど複数の大手メディアで報じられたある実話でした。
清掃員ロナルド・リード氏が10億円資産を築いた実話
ロナルド・リード氏は、アメリカの田舎町でガソリンスタンド店員や清掃員として働いていた男性です。
年収はおよそ200万円ほど。派手な暮らしは一切せず、質素で控えめな生活を続けていたそうです。
ところが彼が92歳で亡くなったときに残した資産は、なんと約800万ドル(当時レートで約10億円)。
このニュースはニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルでも取り上げられ、世界中で話題となりました。
彼の資産形成の秘訣はシンプル。
- 無駄遣いせず、地道に生活
- 少額でもコツコツと株式投資を続ける
- 得た配当金はすべて再投資
まさに、「お金が増える人の習慣」そのものを体現した人生だったのです。
▶ 出典:Barry Ritholtz『The Remarkable Life and Lessons of Ronald Read』
『7つの習慣』は、お金のマインドセットにも効く
この実話を読んで思い出したのが、世界的ベストセラー『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)。
「人生やビジネスを成功させるための原則」を紹介する本ですが、実はお金との向き合い方にも深く通じていると感じています。
とくに、リード氏の人生と重なるのは以下の3つの習慣です。
第3の習慣:最優先事項を優先する
彼は「残ったお金で投資」ではなく、「まず投資して、残りで生活」していました。
これはまさに“重要なことを先にやる”という考え方。

「先取り投資を設定する」「使わない口座を資産形成専用にする」などの工夫が実践につながります。
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
数十年というスパンで資産形成を続けられたのは、「将来どうなりたいか?」というビジョンがあったからこそ。
短期的な欲よりも未来の安心を優先する視点が、貯まる体質をつくります。



わたし自身、“退職後の自分をどうしたいか”を考えることから資産形成を始めました。未来の自分を思い描くと、不思議と行動が変わります。
第7の習慣:刃を研ぐ
リード氏は投資を独学で学び続けたといいます。
「学ぶ→実践→継続する」の繰り返しが、自分の価値を高める“見えない資産”になります。
もし”学び続ける力を身につけたい”と思ったら、『7つの習慣』を手に取ってみてください。
今すぐできる!お金を増やすための3つの実践ヒント
ここからは、今日からすぐに取り入れられるお金を増やすための小さな一歩を紹介します。
特別な知識や才能は必要ありません。生活の中で少し工夫するだけで、未来の資産に大きな違いが生まれます。
実践ヒント① 支出を見える化する
家計簿アプリやクレカ明細で、まずはお金の流れを見える化。
サブスクの整理や、なんとなくの支出を見直すだけで、毎月数千円浮くことも。
実践ヒント② 楽しみ貯金をつくる
「老後資金」だけだとモチベーションが続きませんよね。
「推し活資金」「旅行積立」「美容貯金」など、ワクワクする目的別貯金を持つと、貯金が楽しくなります。
実践ヒント③ 少額から投資を始める
NISAやつみたて投信は、月100円からでも始められます。
お金がないから投資できないのではなく、「少額だからこそ今から始める」が正解です。
習慣化のカギは「繰り返し学ぶ」こと|Audible × Kindle活用
『7つの習慣』のような本は、一度読んで終わりでは身につきません。
繰り返し触れることで、少しずつ思考が変わり、行動が変わっていきます。
私が実践しているのは、Audibleで耳から繰り返し聴くこと。
たとえば朝の散歩中や通勤中に流しておくだけで、自然と内容が染み込んでくるのを実感しています。
さらに、Kindle Unlimitedなら、好きなページを何度も読み返せるので、習慣化にぴったりですね。
▶️ Audibleで『7つの習慣』を聴く(無料体験あり)
▶️ Kindle Unlimitedで読む(対象本あり)
まとめ|お金が増える人の習慣は“未来の自分”を大事にすること


お金を増やすために必要なのは、特別な才能や収入ではありません。
重要なのは、「どこにお金を使うか」「何を優先するか」を自分で決める主体性と、
未来を描き、学び、積み上げていく日々の習慣です。
ロナルド・リード氏や『7つの習慣』のように、未来の自分のために“今”を選べば、
あなたも確実に貯まる自分へと変わります。